エントランスエリア

この建物は、かつて旧オーストリア=テッシェン公国のカール 大公(1771-1847)の宮殿でした。カール大公は、1805年に、この宮殿に移り住みました。

この古典的な壁や天井の装飾の豪華な階段は、3枚の青い音響パネルがかけられた1階への上り階段です。

ここではピアノの鍵盤が、「音楽の階段」のステップになっています。あなただけの音楽を作って、ステップで演奏を楽しみながら、新しい音を発見してみませんか。

1階: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ここは、ウィーンフィルハーモニーの展示へと進む通路の途中です。

ここはウィーンフィルハーモニーの展示室です。

サイコロを振って、自分だけのウィンナーワルツを作りましょう! 4 台の機械のうちの 1 台の前に立って、手をセンサーにかざしてください。

名高いオーケストラの沿革を詳しく知っていただくとともに、ルネッサンス期に作られた暖炉、梁を渡した天井と、木彫りの外装材(羽目板)をご覧いただけます。

有名な指揮者や作曲家と、ウィーンフィルハーモニーの数々な芸術的なコラボレーションの例が、4つのキャビネットで展示されています。

最初のウィーンフィルハーモニー舞踏会は、1924年3月4日に開催され、その準備期間はわずか8週間という短いものでした。

1時間毎に、高画質ビデオと最新のニューイヤーコンサートをご覧いただくことができます。

2階: ソノトピア - Sonotopia

2 階では神秘に満ちた音の世界に出会えます。特別な実験と音の経験があなたの知覚の限 界まで誘い、新しい聴覚認識を生み出します。

音と騒音は私たちの生活に欠かせないものとなっています。自宅、外出中、学校、職場、コンサート、自然の中など、この部屋を歩きながら注意深く耳を傾けて、それぞれの音が何から発生しているのかを見つけてください。

一般的に音とは、弾性媒体(空気など)の機械的な振動と呼ばれています。これら の振動が音波のかたちで伝わります。

1866 年にドイツの物理学者アウグスト・クント(1839~1894)が、音波を物理的 に表現しました。

こちらの 6 台の対話式タッチスクリーン広場では、実際に自分で実験することがで きます。ヘッドホンを着けて、指でモニターに触れてください。言語を選んでくだ さい。

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外耳 - 中耳 - 内耳 - 脳

音の強さの物理的な尺度は音圧レベルです。この測定単位はデシベル(dB)です。

ここの楽器館では4つの楽器を使用して、音の作成法を示しています。

動物園の園長さんになりませんか。 ウィーンのシェーンブルン動物園の許可は必要ありません。勇敢な探検家のための体験型おとぎ話です!

音の宇宙へようこそ! 

6つのメガネのうちの1つをかけて、あなたの手から目を離さないでください。

3階: 偉大な巨匠たち

3階の「偉大な巨匠たち」に進む途中で、ぜひ視線を上に向けてみてください。そこにさがっているものに気がつかれましたか?

ここの部屋では、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった作曲家達が空中に浮かんでいます。これは大作曲家の世界への、神秘的なアプローチを意味しています。

現在あなたは、ウィーン古典派時代の最初の部屋にいます。ここで紹介する作曲家ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)は、この音楽の様式の草分けであると同時に革新者でもありました。

あなたは現在ウィーン古典派時代の第2の部屋にいます。ここでは天才児ヴォルフガン 少年から、天才モーツァルト(1756-1791)への成長をたどることができます。

あなたは現在偉大な作曲家たちの第3の部屋にいます。ここにはウィーン古典派時代の最後を代表する作曲家ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827)の展示があります。

この部屋は作曲家フランツ・シューベルト(1797-1828)に捧げられています。したがって、時代はウィーン古典派を過ぎ、ロマン派時代に入ります。

あなたは、現在ヨハン・シュトラウス・ジュニア(1825-1899) ― 19世紀のウィーンのポピュラー音楽の帝王 ― の前にいます。

あなたは、現在グスタフ・マーラー(1860-1911)の世界に入ろうとしています。彼は非常に勤勉な音楽家で、指揮者としてだけでなく宮廷オペラの監督として、さらに作曲家としても成功を収めました。

あなたは現在「新ウィーン学派」の部屋にいます。それは、ウィーンがふたたび音楽界を揺るがし、全面的にではありませんが再構築を進めた時代です。

このすぐ後には、ルドルフ・ライトナー-グリュントベルグの展示室で「出エジプト記の部屋」と呼ばれる展示があります。

4階: バーチャル指揮者

あなたは現在4階の最後の部屋にいます。ここでは展示の最高のハイライト、バーチャル指揮者が待っています。

この音響博物館の最後の部屋として、音響が減少された部屋を体験できます。あなたの音の世界への旅は、日常の音響体験がまた新たに始まる前に、ここで終わりです。

ミュージアムの締めくくりは、ぜひミュージアムショップで!あなた自身の思い出の記念として、または愛する人へのユニークなプレゼントとしても-「音楽の贈り物」がきっと見つかります!

終わり: フィードバック

ハウス・デア・ムジークへお越しいただきありがとうございました。ご意見、ご要望などございましたら、どうぞお申し付けください。